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XM25 IAWS : ウィキペディア日本語版
XM25 IAWS

XM25 IAWSIndividual Airburst Weapon System)は、アメリカ陸軍で採用されているエアバースト・グレネードランチャー
榴弾を目標の上空で炸裂(曳火)させることで遮蔽物の後ろにいる敵を攻撃できる武器で、開発が中止されたXM29 OICWの派生型として開発された。
アフガニスタンで実施された実戦テストにおける評価は高く、試験が終了して本武器を回収する際に兵士たちが返したがらなかったというエピソードもあるほどで、現地の兵士達からは「パニッシャー(Punisher:罰する者)」というあだ名まで付けられていた。
頭文字のXは試験中の装備を意味しており、正式採用後は外されると思われる。 現在の正式名称はIAWSではなく「Counter Defilade Target Engagement (CDTE) System」となっている。
== 概要 ==

XM25は、内蔵されたレーザーレンジファインダーで目標までの距離を測定し、射手が目標の前方3m-後方3mまでの間で起爆位置を設定すると、薬室に装填された25mm弾信管に信管測合機が自動的に起爆位置を入力する。発射後は25mm弾が自らの回転数で飛行した距離を測定して事前に決められた距離に到達すると起爆する。25mm弾は目標の上空で起爆することで、目標が塹壕蛸壺建物の中に隠れている場合でも被害を与えることができる。
開発はH&Kアライアント・テックシステムズ火器管制システムなどを担当したL-3 IOS ブラシアーの3社で行われた。
1丁3万-3万5千ドルで購入された初期型は、2010年8月からアフガニスタンで実戦テストを行っている。アメリカ陸軍2011年に12,500丁のXM25を1丁2万5千ドルで購入する予定であった。当時は1発1,000ドルするエアバースト弾も、本格的な生産が開始されれば1発35ドル程度まで価格が下がるとされていた。
2013年2月2日、実弾射撃訓練中に爆発事故を起こした。このため、XM25はアフガニスタンでの運用から外された〔Army removes XM25 from service after incident - Militarytimes.com, March 5, 2013〕。また、この問題の懸念を受け、2013年6月にXM25の予算が打ち切られた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「XM25 IAWS」の詳細全文を読む




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